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知って得する!外構工事の基礎知識|岐阜県の気候に合わせた材料選び

岐阜県本巣市を拠点とする株式会社協進建設では、新築外構工事から庭リフォームまで、岐阜県内の気候特性を熟知した施工を行っています。外構工事で最も重要なのは、地域の気候に適した材料選びです。岐阜県は美濃地方と飛騨地方で気候が大きく異なり、適切な材料選択が工事の成功を左右します。
 

 

岐阜県の気候特性と外構材料への影響

岐阜県の気候を理解することは、適切な外構材料選びの第一歩です。気象庁のデータによると、岐阜県の年平均気温は15.8℃、年降水量は1827.5mmとなっており、四季がはっきりとした特徴があります。
 

気温・湿度による材料劣化

岐阜県では夏季に高温多湿、冬季には低温乾燥の気候パターンを示します。この温湿度変化は外構材料に大きな影響を与えます。特に木材は湿度変化により膨張収縮を繰り返し、金属材料は結露による腐食リスクが高まります。
 

季節
平均気温
特徴
材料への影響
春(3-5月)
10-20℃
穏やかな気候
工事に最適な季節
夏(6-8月)
25-35℃
高温多湿
木材の膨張、金属腐食
秋(9-11月)
15-25℃
穏やかで乾燥
材料安定期
冬(12-2月)
0-10℃
低温、積雪
凍害、収縮応力

参照:気象庁「岐阜県の気候変化」
 

美濃地方と飛騨地方の違い

岐阜県内でも地域により気候特性が大きく異なります。本巣市や大垣市、岐阜市などの美濃地方は比較的温暖で、飛騨地方は冬季の積雪量が多く気温が低くなります。この地域差を考慮した材料選びが重要です。
 

岐阜県に適したコンクリート系材料

コンクリートは外構工事の基本材料として広く使用されます。岐阜県の気候条件下で長期間性能を維持するには、適切な配合設計と施工方法が必要です。
 

コンクリート種類別特性

普通コンクリートから高耐久性コンクリートまで、用途に応じた選択が可能です。特に駐車場やアプローチなど車両荷重のかかる部分では、圧縮強度24N/mm²以上の仕様が推奨されます。
 

コンクリート種類
圧縮強度
適用箇所
岐阜県での推奨度
普通コンクリート
18N/mm²
歩行部分
△(基本仕様)
中強度コンクリート
24N/mm²
駐車場・車庫
○(推奨)
高耐久コンクリート
30N/mm²以上
擁壁・基礎
◎(最適)

参照:岐阜県「建築基準法」
 

冬季の凍害対策

岐阜県では冬季の気温低下により、コンクリート内部の水分凍結による凍害リスクがあります。AE(Air Entraining)コンクリートの使用により、微細な気泡を混入させ凍害を防止することが重要です。
 

重要ポイント
本巣市周辺では、年間最低気温が-5℃程度まで下がることがあります。この環境下でコンクリートの品質を保持するには、AEコンクリートの使用と適切な養生期間の確保が必須です。特に1月から2月にかけての施工では、防寒対策を徹底することで長期耐久性を確保できます。

 

 

木材選びのポイント

ウッドデッキやフェンス、サンルームなどで使用する木材は、岐阜県の湿潤な気候条件に適した材料選択が重要です。適切な木材選びにより、メンテナンス頻度を大幅に削減できます。
 

岐阜県産材の活用

岐阜県では県産材利用促進事業により、地域産木材の活用が推進されています。ヒノキやスギなど岐阜県産材は、地域の気候に適応しており、輸送コストも削減できる利点があります。
 

木材種類
耐水性
外構適用
メンテナンス
岐阜県産ヒノキ
高い
ウッドデッキ
3-4年間隔
岐阜県産スギ
中程度
フェンス材
2-3年間隔
イペ(南米産)
極めて高い
高級デッキ
5-7年間隔

参照:岐阜県「ぎふ県産材利用促進施設等整備事業」
 

JAS規格による品質保証

JAS(日本農林規格)に適合した木材は、寸法精度や含水率、強度などが規格化されています。外構工事では、JAS規格材の使用により品質の安定性と長期耐久性を確保できます。
 

金属・石材の耐候性対策

カーポートや門扉、フェンスなどに使用される金属材料と、アプローチや庭石に使用される石材は、岐阜県の多湿環境に対応した選択が必要です。
 

金属材料の腐食対策

岐阜県の高湿度環境では、金属材料の腐食進行が早まります。亜鉛めっき鋼板やアルミニウム合金、ステンレス鋼の使用により、長期耐久性を確保できます。特に本巣市から大垣市にかけての地域では、工場からの排出物による酸性雨の影響も考慮する必要があります。
 

石材の選定基準

天然石材は岐阜県の気候条件下で優れた耐久性を発揮します。特に花崗岩や安山岩は、凍結融解に対する抵抗性が高く、階段やアプローチに適しています。吸水率の低い石材を選択することで、凍害を防止できます。
 

石材種類
吸水率
凍結抵抗性
岐阜県での適用
花崗岩
0.2%以下
高い
安山岩
0.5%以下
高い
砂岩
2-5%
中程度
大理石
0.1-0.3%
低い
×

参照:JIS K 5658 建築用耐候性塗料規格
 

専門家のアドバイス
岐阜県では夏季の高温多湿と冬季の低温という厳しい環境変化があります。材料選びでは単価だけでなく、メンテナンス費用を含めたライフサイクルコストで判断することが重要です。特に本巣市、大垣市、岐阜市などの平野部では、適切な材料選択により20年以上の耐久性を確保できます。

 

岐阜県での外構工事を成功させるために

岐阜県の気候特性を理解した材料選びは、外構工事の成功を左右する重要な要素です。美濃地方の温暖な気候から飛騨地方の寒冷な環境まで、地域に応じた適切な材料選択により、長期間にわたって美しく機能的な外構を維持できます。
 
株式会社協進建設では、本巣市を拠点として岐阜県内の気候特性を熟知し、お客様のご要望に応じた最適な材料選びをご提案いたします。新築外構から庭リフォームまで、地域密着の豊富な経験で、岐阜県の気候に最適化された外構工事を実現いたします。
 
材料選びでお悩みの際は、お気軽にご相談ください。現地調査からお見積りまで無料で承っており、お客様のご予算とご希望に合わせた最適なプランをご提案いたします。
 

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株式会社協進建設
〒501-0417 岐阜県本巣市屋井1250-10 レウーナ 2F
電話:058-216-7728 FAX:058-216-6828
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